イブネ・銚子ヶ口縦走

【年月日】　2004年05月06日（木）　　　【天候】　快晴
【メンバー】いつものＩs氏、大阪からＫw氏との３人
【コースタイム】
湯の山温泉==(ﾀｸｼｰ)==>武平峠｢0.0Ks]07:55-->クラ谷-->09:35[4.3Ks]七人山コル
-->10:05東雨乞岳-->[8.5Ks]雨乞岳10:40-->11:00[10.4Ks]杉峠11:10
-->11:45[13.5Ks]イブネ12:15-->12:45[14.9Ks]銚子-->13:15[16.3Ks]大鞍部
-->13:35Ｐ1022m-->13:55舟窪--(ﾛｽ10分)-->14:20[19.7Ks]大峠-->14:55[22.3Ks]銚子ヶ口15:15
-->16:50杠葉尾登山口-->17:05[34.0Ks]杠葉尾口バス停17:46==(町営ﾊﾞｽ)==>永源寺

注）[oo.oKs]は歩き始めからの歩数（単位=千歩；Ks=Kilo Step）

この前の05月01日に、朝明-->根の平峠-->タケ谷-->小峠-->Ｐ1125m（高昌山）-->イブネ北端
への尾根、のコースを偵察に行き、尾根のＰ1125mの手前まで行って、このコースもイブネへ最短距離で行けるな、と確認はしてきた。しかし、朝明ヒュッテへのバス便がない。今年から赤字路線縮減で菰野から朝明ヒュッテ便は夏休み期間の土日だけの運行になるらしい。

どうせタクシーなら大阪の人間に東雨乞岳の３６０度の展望を見せてやろう、と武平峠へ。郡界尾根かクラ谷コースか、の選択では、以降のコースがすべて尾根道になるので、愛知川源流の明るい二次林の沢を見せてやろう、と谷道をとる。
快晴で東雨乞岳の展望はよかった。しかし、杠葉尾17:45の町営バス最終便には乗りたいのであまりゆっくりはしておれない。鈴鹿の山のホームページと奥村さんの絵地図で所要時間の読みはしてあるけど、余裕は取っておきたい。

[Fig.01]イブネのハルリンドウ

イブネで昼食休憩。笹の無い場所に腰を下ろそうとしたら、近くで花の写真を撮ってた人に、「ここには珍しいハルリンドウが咲いているから踏まないように」と言われて、少し移動した。

イブネから銚子ヶ口までは初めてのルート。
まずは判りやすいイブネ北端～越百山の表示の木～３本杉へと進む。尾根道から少し左に入った笹原が銚子だろうと、立ち寄る。ホームページの写真で見たイブネ・クラシのパノラマだ。

[Fig.02]銚子からイブネ、越百山、クラシ方向のパノラマ

尾根に戻って、東に対面するクラシ北尾根へは行ったことがあるので「いいルートだよ」とクラジャンなど説明する。
鞍部へ向かって尾根の急降下が始まる。「お互い歳を考えて慎重に行こう、枯れ枝をつかむな」と時間を掛けてゆっくり下る。

[Fig.03]銚子からの尾根道

Ｐ1022m（深谷山？）付近はブナ林やシャクナゲがあっていい気分。シャクナゲは日当たりのいい所で２、３輪咲いていたが花見にはちょっと早かった。

舟窪を過ぎた尾根の分岐で、表示板にだまされて道を誤った。
白いプラスチック板に永源寺町遭難対策委員会（だったかな）の文字は見えるが、マジックペンで書いたらしい字は消えて見えない。板の方向が今来た尾根と右側の尾根の方向を向いていたので、躊躇無く板の面の方向に向かった。しばらく行くとこの尾根は北谷尻谷へ降りて行くので、地形図と銚子ヶ口ピークを見て間違いに気づき、戻って左の尾根に入る。紛らわしい表示板だから要注意。ロス時間約１０分。

大峠で杠葉尾のバス時刻まであと３時間２０分しかない。水舟の池は行きたかったが、時間的にやばいので残念ながらパス。
銚子ヶ口は南峰からの眺望がいいことは判っていても、時間的に厳しいのでやめて東峰へ。前にFYAKATRK のオフで来たことがあるのに、人に引率されて付いてきたのは印象が薄く、東峰からの下り口は風越谷に向かうように見えて自信が持てなかった。
植林の中、緩い下りの単調な道を延々と下る。バス時間に３０分ほど余裕がとれそう。
杠葉尾の集落は通り抜けて、車道の酒屋まで行き、杠葉尾口でバスを待つ間、ビールがうまい。

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注記：このレポートに対するＹＤ氏からのコメント（参考になる部分を抜粋）

＞舟窪を過ぎた尾根の分岐で、表示板にだまされて道を誤った。
＞白いプラスチック板に永源寺町遭難対策委員会（だったかな）の文字は見えるが、
＞マジックペンで書いたらしい字は消えて見えない。板の方向が今来た尾根と右側の．．．

あれあれ遭難対策協議会が遭難を誘発させるようなことで、どうするのでしょうね。前々から、永源寺町遭対協は困った遭対協です。余計なことは、してくれるなと言いたいですね。たぶん、この標識は、深谷山の尾根分岐の場所のやつで、大峠方面から来てフナクボへ向かう人が、尾根なりに直進して、北谷尻谷へ落ちる支尾根へ入らぬように、「この先行き止まり」と書いてあった標識のことだと思いますが、文字が消えてしまっていましたか。標識の向きもずれていたのですね。
今や、あちらこちらに、永源寺町遭対協のシールを貼ってあるだけで、書いた文字が消えて真っ白になった標識が、かかっていますね。
もともと、プラスチック板に文字を書くときは、ラッカーやエナメルを使うべきですね。インキがしみ込むはずもないプラスチック板に、揮発性筆記具のマジックインキなんかで書いた文字など、山中で雨風や紫外線にさらされると、すぐ消えてしまうのは、わかりきっていること。そんなことも考えない、いいかげんな組織なんだから、永源寺町遭難対策協議会の名称は廃止して、永源寺町遭難推進協議会に改名したほうがいいと思いますねえ。